広島遠征記。『なぜ、高級スーパーで買い物をするのか?』

広島遠征。毎度おなじみの駅弁と帰路に着く、の巻。(これもこれで楽しみ事の一つなのだが)

さて、昨夜のミーティングテーマは、『なぜ、高級スーパーで買い物をするのか?』。

(紀ノ国屋、成城石井、いかりスーパー、阪急オアシス、等)


少しご紹介すると、『どういう人が、何のために?』、『なぜ、より安いを求めない?』という文脈を想像しようというものだった。


まず、前提として参照できるデータがある。

『高級スーパー利用者の食生活意識実態調査(キンレイ)』


※【地域】

首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、及び、近畿圏(大阪、京都、兵庫、奈良)で実施


※【対象】

20~69歳の女性。サンプル数は1次調査で5,120名、2次で400名


これによると、高級スーパーの利用率は36.3%。メインで利用する人は4.3%。

利用する主な理由は、『美味しいもの』、『その店にしかないもの』などを買うという品質志向や希少価値等へのこだわりが伺える。


利用者の主な属性は、40代以降の有職者。少人数世帯の人。さらにメインで利用する人の半数以上が世帯年収800万円以上。1,000万円以上の層も3割以上。


メインで利用する人の特徴は、『デパ地下・外食・通販のお取り寄せ』など、食に関する消費には積極的。という傾向が読み取れる。


では、『なぜ、高級スーパーで買い物をするのか?』なのだが、どう想像が進むだろう。

ハード(上記データ)を基にソフトにも目を向けたら何が分かりそうか、という話でもあるのだが、こう考えることもできる。『この人たちは、食スタイルのエンタメ化を楽しんでいる』と。


さらに、こういうエンタメ的要素があるのかもしれない、と進めることもできる。

●そこで買い物する自分に特別感を見出し、満足している。

●帰り道、そのスーパーの袋紙を持ち、歩く自分が誇らしい。

●買った食材の薀蓄を披露する時間が楽しい。

●それを基にした夕食は、その場を明るく豊かにしてくれ、家族が笑顔でいられる。

●健康な日々、人生を過ごせそう。


すれば、『食スタイルのエンタメ化』を活性化させてあげる、そういうお手伝いをしよう。そのために何ができるか?というアイデアを進めることができる。はたまた、そういうコンセプトを掲げ、店舗展開することもできる。


なれば、高級スーパーを利用したことがない人も訪れてくれる可能性が上がる。たとえば、『食スタイルのエンタメ化』を体験したくて。そういう家族の日常や時間を過ごしたくて。という動機から。(高価なこだわりある食材が主ではなくて)


やや余談的だが、JCSI(日本版顧客満足度指数)の一つの指標には、ディライト指標がある。

これは『(良い意味で)びっくりした』、『嬉しい』、『楽しい』、『感動した』の4種で評価しているのだが、そのスーパーで体験した感情的要素がロイヤルティへ影響することが分かっているからだ。


人は品質や材料といったハード的合理性を好む傾向がある。より良いものも求めたがる習性もある。とはいえ、それだけではないのだよね。


その辺りをよく想像し、アイデアというアウトプットを行う。そして、実務に落とし込んでいくと、その存在は一際目立つ。さらには、競合のない独自領域へと歩を進めやすい。どの業界も。


そういう意味では、駅弁もエンタメなのだよね。移動を楽しませてくれる一つのアイテムというか。

さ。お弁当も食べ終わったし、しばし休憩でもしましょうかね。


そういえば。

朝、目覚めた瞬間から首が猛烈に痛い。首のちょうど真後ろ、つけ根のやや上あたりなのだが、ほぼ真正面しか向いてられないほどに。なんだろ、寝違えかな。